植物肉「ミラクルミート」のDAIZとENEOSが資本業務提携、カーボンクレジットなど低炭素・循環型社会の実現に向け協業

 発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・製造するスタートアップであるDAIZ株式会社(本社:熊本県熊本市、代表取締役社長:井出 剛、以下「DAIZ」)は、ENEOSホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大田 勝幸、以下「ENEOS」)と資本業務提携を行いましたことをお知らせします。この提携により、DAIZとENEOSはカーボンクレジット化に向けた共同研究や、ENEOSのアセット活用検討などの分野で協業することにより、低炭素・循環型社会の実現を目指して参ります。


■本資本業務提携の背景
 ENEOSでは、2040年には自社が排出するCO2のカーボンニュートラル実現を掲げており、CO2排出量削減に資する事業の創出に向けスタートアップ等と協業を積極的に推進しております。それらの協業によるCO2削減量を今般協業する価値取引事業においてクレジット化し、それをENEOSが買い取り自社のCO2排出削減量として適用するという、ENEOS環境価値エコシステムの構築を目指します。
 一方、DAIZが特許技術「落合式ハイプレッシャー法」を用いて開発した植物肉「ミラクルミート」は、従来の食肉や搾油後の大豆かす(脱脂大豆)由来の植物肉と比較して、製造工程におけるCO2排出量が極めて少ないうえに、肉としての完成度が高いことから余分な添加剤やマスキング(臭み消し)工程が不要となる環境負荷が小さい次世代の植物肉です。DAIZは「ミラクルミート」の普及を通じて、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献を目指しています。
 DAIZは、ENEOSとともに「ミラクルミート」の普及によるCO2削減量の見える化(カーボンクレジット化)実証に向けた共同研究を行うとともに、フードテック業界では初めて、ENEOSの環境価値取引プラットフォームに参加することで、低炭素・循環型社会の実現に向けた取組みを通じて長期的な企業価値向上に繋げていきたいと考えています。

■ENEOSホールディングス株式会社様より提携に対するコメント
 DAIZの落合式ハイプレッシャー法を用いて生産される「ミラクルミート」は、従来の食肉や搾油由来の植物肉と比較して、製造工程における二酸化炭素排出量が非常に少なく、環境負荷が小さい優れた製品であることに感動しました。「ミラクルミート」は肉の旨味・肉食感の再現や、大豆特有の匂い(臭み)の無臭化など、製品自身の価値はすでに広く認知されていますが、環境面で見た価値の認知度についても、さらに向上できると考えております。
 ENEOSグループが低炭素社会の実現に貢献するために、「ミラクルミート」の二酸化炭素排出削減量の価値化の共同調査に取り組むことで、両社の企業価値向上に努めてまいります。

■DAIZ株式会社 代表取締役社長 井出 剛より提携に対するコメント
 ENEOSの環境価値取引プラットフォームに参加させていただくことで、ともにCO2削減の見える化に取り組み、低炭素・循環型社会の実現を目指してまいります。
 DAIZの本社がある熊本県は、戦後最大の公害事件<水俣病>が起こった場所でもあります。水俣市は「SDGs」の言葉が一般的になる前から<再生>をキーワードに水俣の環境復活に向けた様々な取組みを行っています。DAIZの母体である株式会社果実堂(https://www.kajitsudo.com/)は、水俣の棚田が創業の地で、耕作放棄地の再生を掲げて国内最大の有機栽培によるベビーリーフ事業を展開しています。
 DAIZも理念を共有し、植物肉の普及を通じて今後CO2削減やタンパク質の危機に貢献してまいります。

■DAIZの発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」について
 2050年までに地球上の人口は100億人に達すると予測されています※1。世界的な人口増加と新興国の経済成長により、2030年にはタンパク質の需要に供給が追い付かなくなる「タンパク質危機」が起こり、タンパク質の需給がひっ迫することで、これまで以上に食肉価格の高騰が予想されています。そこで、「植物肉」が代替タンパク質として注目されており、その市場は世界で9兆円を超えると見込まれています※2。
 植物肉が、牛肉・豚肉・鶏肉と同じように食卓に並ぶ時代が到来しています。


 これまでの植物肉に使用されてきた主原料は大豆搾油後の残渣物(脱脂加工大豆)であったため、1.味と食感に残る違和感、2.大豆特有の青臭さや油臭さ、3.肉に見劣りする機能性(栄養価)といった課題が残っており、本格的な普及の妨げとなっていました。

 DAIZの植物肉は、原料に丸大豆を使用しています。さらに、独自の発芽技術によって、これまでの課題を解決する植物肉「ミラクルミート」の開発に成功しました。

<DAIZの植物肉「ミラクルミート」の特徴>
特徴1.原料に丸大豆を使用
 これまでの植物肉は、大豆搾油後の残渣物である脱脂加工大豆を主原料としていましたが、DAIZの植物肉「ミラクルミート」は原料に丸大豆を使用しています。さらに、オレイン酸リッチ大豆を使用することで、大豆特有の臭みを無くし、異風味を低減しています。

特徴2.旨味や栄養価を増大、肉様食感を再現する独自技術
 味や機能性を自在にコントロールするコア技術「落合式ハイプレッシャー法」※3で大豆を発芽させ、旨味や栄養価を増大させます。その発芽大豆をエクストルーダー(押出成形機)※4にかけ、膨化成形技術※5により、肉のような弾力と食感を再現しています。これらの独自技術により、異風味を低減した植物肉「ミラクルミート」を製造しています。

特徴3.独自製法による価格競争力
 旨味や栄養価が増大した発芽大豆を使用しているため、他の原料や添加物を何も足さずして、植物肉原料が完成しています。発芽タンクを用いた独自の製造プロセスにより、原価低減を実現し、牛肉・豚肉・鶏肉に対し、価格競争力があります。

▲DAIZの植物肉「ミラクルミート」の製造工程
※1 国連推計「世界人口推計2019年版」より。
※2 UBS調べ。
※3 大豆の発芽中に酸素・二酸化炭素・温度・水分などの生育条件を制御し、酵素を活性化させることで遊離アミノ酸量が増加し、素材の旨味を引き出す栽培法。(特許第5722518号)
※4 食品加工時に使用される機械。材料に水を加えながら、高温下でスクリューで圧力をかけ押し出すことにより混練・加工・成形・膨化・殺菌等を行う装置。
※5 特許申請準備中。

■DAIZのサスティナビリティ、地球温暖化の解決に寄与する植物肉


 昨今、地球温暖化が私たちにとって大きな課題となっています。国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」に対し、DAIZは地球温暖化の解決に寄与する「植物肉」を普及させることにより、目標達成に向けて貢献しています。

 地球温暖化は、二酸化炭素・メタン・一酸化炭素・フロンなどの温室効果ガスが原因と言われています。温室効果ガスの最も大きな排出源は電力(火力発電など)ですが、同等に大きな排出源となっているのが、農業・畜産業※6です。世界で飼育されている15億頭もの牛による二酸化炭素や腸内ガス(メタン)の排出が温室効果ガスの大きな要因となっており、私たちの食生活の見直しが求められています。

 植物肉は「次世代のお肉」として、温室効果ガスの排出を抑える効果の高い植物性食品です。地球温暖化を防ぐため、私たちが今からでもできることは、なるべく地球にやさしい植物肉を食生活に少しずつ取り入れることです。牛・豚・鶏に次ぐ、「植物肉」の普及を通じて、DAIZはサスティナブルな世界を目指してまいります。

※6 IPCC「Global Greenhouse Gas Emissions Data」より。

■会社概要
商号:ENEOSホールディングス株式会社(https://www.hd.eneos.co.jp/
代表者:代表取締役社長 大田 勝幸
所在地:〒100-0004 東京都千代田区大手町一丁目1番2号
設立:2010年4月1日
資本金: 1,000億円
事業内容:エネルギー事業、石油・天然ガス開発事業、金属事業を行う子会社およびグループ会社の経営管理なら    びにこれに付帯する業務

商号:DAIZ株式会社(https://www.daiz.inc/
代表者:代表取締役社長 井出 剛
所在地:〒860-0812 熊本県熊本市中央区南熊本五丁目1番1号 テルウェル熊本ビル7階
設立:2015年12月1日
資本金:5億6,511万円(累計資本調達額24億円)
事業内容:大豆由来の植物肉「ミラクルミート」の開発・生産及び販売
     大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を用いた食品の開発・生産及び販売
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