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床暖房のガス代節約はつけっぱなしがお得?エアコンの電気代との比較も!

公開:2021.8.19更新:2021.9.28

Q.床暖房を12時間だけつけた場合のガス代は4,000円ほど。では、24時間床暖房つけっぱなしにした場合のガス代はいくらだと思いますか?

床暖房はつけっぱなしがガス代の節約になるの!?

「エアコンの冷房・暖房は、こまめに切るとむしろ光熱費が高くなる」「実はつけっぱなしの方がエアコン代(電気代)は安くなるし節電」

SNSでエアコンのこんな話題が賑わっていますね。

女性が驚く顔

参考記事:24時間エアコンつけっぱなし節約術のウソ?

実はこれ、エアコンに限ったことではありません。ガス床暖房においても同じことが言えるのだとか…。最近では、ガス床暖房を設置する工務店の方も、「ガス床暖房はつけっぱなしのほうがお得ですよ」と、おすすめしているという話も。

でも、エアコンやガス床暖房つけっぱなしが本当にお得なの?と、疑問を感じている人もいるでしょう。

ここでは、本当にガス床暖房はつけっぱなしの方がお得なのか、しっかり検証していきます。

床暖房にタイマー機能は不要?

足元から部屋を温めてくれる床暖房。家庭によっては、タイマー機能を使って、「無駄な光熱費をかけないようにしている」という人もいることでしょう。

しかし、本当は「つけっぱなし」にしたほうが、床暖房にかかるガス代は節約になるというのです。

どうしてつけっぱなしにした方がいいのか…。その理由は、ガス床暖房が部屋を温める仕組みにあります。

床暖房の仕組みは意外と知られていないのですが、電気やボイラーなどで水を温め、床下に温水を循環させて部屋を温めます。あの床暖房の暖かさは、温水の温度なんですね。

ということは…?ガス床暖房で一番光熱費(ガス代)がかかるのは、「水を温めてお湯にする」というところ。

床暖房のスイッチを入れた直後から、1時間ほどのタイミングです。

寒い日ほど床暖房にかかるガス代がかさむのは「水を温めるため」

水道の蛇口

たとえば床暖房の設定温度をで30℃にして実際に暖まるまでは、春先の肌寒い時期と冬の極寒時期で比較すると、断然冬の方が光熱費が高くなります。なぜなら、そもそもの水の温度が低いこと、また周辺の気温が低いことから、冬の方が温まりにくいのです。

またこれは寒い地域、暖かい地域でも同じような差があります。

床暖房を「つけっぱなしにした方がガス代がお得」というのは、常に温水があれば、水から温める必要がないから。「光熱費のかかる工程を省略すれば、ガス代を節約できる」ということです。

理論上は納得できます。でも、24時間床暖房をつけっぱなしにするのは、なかなか勇気がいることです。まだまだ半信半疑!という方のために、次の項目では床暖房の具体的なガス代を比較してみようと思います。

床暖房24時間つけっぱなしと12時間運転のガス代の差はこちら!

給湯のスイッチ

リビングなどの滞在時間の長い部屋は、比較的床暖房を入れっぱなしにしている人も多いと思います。でも、そんな家庭でも、就寝時にはエアコンも床暖房もスイッチを切るという人がほとんどですよね。

床暖房のつけっぱなしが、ガス代を最も安くすることを証明するには、床暖房の立ち上がり時と、床暖房が安定してきた時のガス代を比較してみることから始めましょう。

  • 床暖房の立ち上がりから1時間のコスト:約38円
  • 床暖房の運転が安定してからの1時間あたりのコスト:約9円

同じ1時間でも、かかるガス代に4.2倍の差があります。これは、チリも積もれば山となるではありませんが、ガス代に大きく響いてくるかも・・・。

では次に、24時間床暖房をつけっぱなしにした場合と、床暖房を12時間だけ使用した場合のガス代を比較してみましょう。

  • 床暖房24時間つけっぱなし ・・・ 約9(円)×24(時間)=約216(円)
  • 床暖房12時間だけ ・・・ 約38(円)+約9(円)×11(時間)=約137(円)

床暖房を上記の使い方で単純に30日間継続したとすると、

  • 床暖房24時間つけっぱな…約6,480円/月
  • 床暖房12時間だけ…約4,110円/月

となります。

あれ?床暖房を12時間だけ使った方が安い!と感じるかもしれませんが、これは1日に1回だけスイッチを入れた場合に限ります。

同じ12時間の運転でも、床暖房のスイッチを1日2回入れてしまうと、1ヶ月のガス代は約5,250円。

もし、1日3回スイッチを入れたら…ガス代は1ヶ月約6,390円にもなってしまいます!

どうですか?床暖房24時間つけっぱなしで過ごすのと変わらないくらいのガス代になってますよね。

もちろん、外気との関係や、切ってから再び床暖房のスイッチを入れるまでの状態などで、ガスの使用量は左右されてしまいます。

でも、「下手に床暖房のスイッチのON・OFFを繰り返さないことが大切」ということは、分かっていただけたのではないでしょうか。

床暖房のガス代節約には自動運転がベスト

床暖房をつけっぱなしにしておくとお得、また床暖房運転開始後、1時間の光熱費が非常に高いことは理解していただけたと思います。

その上、もっと省エネにするなら、床暖房を自動運転に設定してみましょう。

冬はどうしても、太陽が沈んでからが冷え込みます。その時間帯の設定温度のまま、翌日の日中を過ごしてしまうと、逆に室温が高くなりすぎるというケースも出てきますよね。

床暖房は、自動運転なら外気や室温などの変化を汲み取り、心地よい温度に設定し続けてくれるので無駄なく快適な温度に保つことができるものもあるようです。

ガス床暖房は、無駄な発熱を減らすことに着目すると、ガス代を節約できるんですね!

次はエアコンと床暖房を比較します!

エアコンよりも、床暖房が温かいのはなぜ?

エアコンの場合、熱は「間接的に」風や空気でしか伝わってきません。部屋によって暖かい場所とそうでない場所にどうしてもムラが出てしまうというデメリットがあります。

そのため、温度設定を25度にしても26度に上げても、なんだか寒気がする…といった状態も。ダイキンの調査によるとエアコンは設定温度が1度上がると消費電力が10%も上がってしまうので、電気代も高くつきがちです。

お金がない女性

エアコンは「間接」床暖房は「直接」

しかし、床暖房の場合は、温かい床面に触れることで人間の体にも熱が「直接」伝導し、加えて、床が温まっていることで、「輻射熱」が伝わってきます。この「輻射熱」の正体は赤外線。熱を発するものならすべてが持っているものです。

炎はちょっと離れた位置でも温かいですが、これは赤外線の輻射熱の効果です。床暖房も同じで、熱の性質としては、体感温度を高く感じられる種類のものになります。

床暖房はちょっと低めの温度設定でも暖かい

これまでエアコンを多用していた人は、床暖房もエアコンの温度設定と同じにしてしまいがちです。エアコンは熱源を持っておらず、体感温度が低いので、どうしても設定温度を高く設定しがちなんですね。

でも、床暖房の場合は体感温度が高いので、エアコンほど温度設定を高めなくてもよいというメリットがあります。目安としては、エアコンより2~4℃温度設定を低くしても、床暖房の場合は十分暖かく感じます。また、やけどの危険性もないので、子供がいる家族でも安心ですね。

床暖房の温度設定を下げれば、より少ないガスの使用量で済みますので、ガス代の節約につながります。

太陽光発電、ハイブリッド給湯器などで床暖房がもっとお得に

太陽パネル

お湯を温めることに多くのガスを必要とするガス床暖房。最近では、太陽光発電と併用するタイプの給湯器も発売されています。

太陽光発電で自家発電した電気を使用すれば、その分ガス代がお得になること間違いなし!省エネ設計だから、電気もガスも費用を抑えて床暖房が使えるようになります。

床暖房は、最初に水をお湯にする段階でエネルギーを消費しますので、この間のコストをリーズナブルに抑えておくことは重要です。

料金プランなども合わせて検討すれば、もっともっと毎月の光熱費を抑えて床暖房を利用できそうですね。

さらに最近では、夜間の安い電気代を使って勝手に温水器が温水を作ってくれる製品も。これなら床暖房を24時間つけっぱなしにしても、ランニングコストの心配はなさそうです。

ラグやカーペットは床暖房には逆効果?

寒い冬はラグやカーペットを敷く人も多いと思います。でも、床暖房のあるご家庭では、敷かないほうがいいかもしれません…。

床暖房は、「輻射熱」や熱伝導などで部屋を温めています。ラグやカーペットを敷いてしまうと、室内に輻射熱が広がりにくくなり、かえって暖房効率を下げてしまうのです。

24時間床暖房をつけっぱなしにしていれば、ひんやりしたフローリングを歩くこともなくなります。

ガス床暖房のイニシャルコスト(導入の際の初期費用)など、考慮すべき費用はあります

床暖房の暖かさは一度つけてしまうとつけっぱなしにしないとやってられないほどの効果があります。

今年は暖かく快適な冬を過ごしてくださいね。

参考記事:エアコンつけっぱなしは本当に節電?

*ガス代等の数字は状況によって変化しますので、あくまで目安です。