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エアコンだけの暖房は損!冬の電気代節約には扇風機が欠かせない

公開:2021.8.20更新:2021.10.12

エアコンや扇風機と聞くと、夏のイメージがありますが、実は、この2つのアイテムは、冬の暖房でも大活躍してくれるのだそう。しかも、この2つを組み合わせることで、より高い節電効果が期待できるというから驚きです。

現在、全一般世帯の9割がエアコンを使用しています。いつもの暖房に扇風機をプラスするだけで温かくなるなら…押入れにしまった扇風機を持ち出して、今すぐにでも試したくなりますよね!?

冬の暖房はエアコン中心に。電気代節約にも関係?

エアコン

暖房といったら石油ストーブやこたつ、ファンヒーターが代表的だった時代がありました。でも、最近は、すっかり冬の暖をエアコンで取るという人が増えています。

エアコン普及の背景には、住宅火災保険が関係しているとも言われます。多くの賃貸住宅では、石油ストーブや赤外線ヒーターなど、熱源を持つ暖房器具が禁止されていることがあり、それがエアコンの普及、その他の暖房器具利用の減少に影響しているようです。

そのため、入居者が他の暖房器具を持ち込まないように、はじめからエアコンが設置してあるという部屋も多くなっています。

また、高齢者や子供がいる家庭では、石油ストーブはヤケドや火事など、ケガや事故のもとになりやすいもの。このような安全面から、熱源を持たないエアコンが好まれる傾向もあります。

しかも最近は、エアコンの省エネ性能は格段に上がっています。エアコンだけでも十分温かく、かつてほどの電気代がかからないので、他の暖房器具を使わない人が増えているのでしょう。

でも、そうは言っても、電気代はかかりますし、「暖房の効きが悪い」なんて声もよくききます。結局洋服を着込んだりして、肌寒い中で暮らしているのではありませんか?

せっかくエアコン暖房を入れているのに、暖房の効果が得られないのであれば意味がありません。もっとエアコン暖房の効果を高めるには…その方法を、次の項目でご紹介していきましょう!

冬にエアコン入れても足が寒い!解決策には扇風機が有効?

扇風機

エアコン暖房を入れていて、「足元は温まらないのに、何だか暑い気がする」と感じたことはないでしょうか?

これには、暖かい空気が天井付近にばかり停滞して、頭部ばかりを温めているのが原因です!

暖かい空気は上へ上へと集まり、冷たい空気は下にたまりますよね。そのため、エアコン暖房を入れても肝心の足元を温めてくれないという現象が起こります。これがエアコンを入れても身体は温まらない原因なんです。

この困った現象を解消するのに有効なのが、夏に活躍した扇風機!

暖房を入れている状態で扇風機を回すと、天井近くにたまった暖かい空気をかくはんします。部屋全体に空気が対流するようになり、ムラなく暖かい空気が部屋全体に行き渡ります。次第に、室内の空気が均一な温度になりますので、足元にも暖かな空気が行き届きます。

これまで、足元がヒンヤリしているので、エアコンの温度設定をグイグイ引き上げていた人も多いと思います。でも、これからは扇風機さえあれば、温度設定を上げずに、快適な空調を維持できるのです。

温風を対流させる?サーキュレーターの使い方

最近では、「サーキュレーター」と呼ばれる家電製品も販売されていますね。扇風機のように羽がありますが、扇風機と比べるとぐっと小型で、床に置いて使用し、首振り機能などはありません。

サーキュレーターは、空気の対流を生み出す目的、送風のために製造されています。場所もとらず、真上や斜め上など、扇風機より角度をつけて風を送ることができるのでおすすめです。

サーキュレーターの使い方ですが、送風角度が重要です。部屋の角に置き、斜め上を向けてセットしてください。風が直接あたるのを避けたい場合は、サーキュレーターを真上の向きに設置してもいいそうです。

このように、エアコン暖房には扇風機またはサーキュレーターがセットということを覚えておけば、足元が冷えて困るといったことはなくなります。

この原理は夏にも応用できます。エアコンと扇風機をセットで使う事で効率よく部屋を冷やし、冷房効率をアップさせるんです。そのため、エアコンを使うときには扇風機は季節に関係なく、「常にセットで使うもの」と考えても良いのかもしれません。

冬の暖房効率が上がれば、自然と節電につながる

エアコン図

エアコンと扇風機をセットで使うのは基本だという部分に触れましたが、これは節電にも大きな効果を発揮してくれます。

「扇風機やサーキュレーターを使ったら、もっと電気料金は高くなるのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。ここでは、具体的に消費電力と電気代を計算して、かかる電気代を比較してみましょう!

扇風機・サーキュレーターの消費電力、電気代

一般的な扇風機(ACモーター式)、サーキュレーターの消費電力は、山善の公式サイトなどによれば0.02kW~0.05kW程度。

パナソニックの公式サイトによると1kWhは約27円、1時間使用しても0.54円~1.35円という計算です。安い!もし、24時間つけっぱなしにしていたとしても、1日にかかる電気代は13円~32円で済みます。

エアコンの消費電力、電気代

一方、エアコンの消費電力は、三菱の霧ヶ峰8畳式で0.525kWほどです。

上記と同条件で計算すると、1時間使用すれば14.18円かかる計算になります。単純にそのまま24時間計算すれば、1日にかかる電気代は340円にも!

結構差がありますね。

また、エアコンの場合は、温度設定を高くする毎に消費電力も多くなります。足元が寒いからといってエアコンの温度設定を高くしていると、その分電気代がかかることに…。

エアコンの温度設定は、1度下げると5%ほど電気料金が安くなるといわれています。1日のエアコンの電気代が600円かかっていたなら、1度下げれば30円の節約に。2度下げれば、約60円の節約につながるということです。

扇風機やサーキュレーターの電気代は、1日つけっぱなしでも12~30円でしたよね?それなら、エアコンを1度以上下げれば、サーキュレーターをつけても損はしないはずです。

ここで、電気代節約のポイントをおさらいすると、

  • エアコンと扇風機、またはサーキュレーターを同時に使う
  • エアコンの温度設定は1度以上下げる

この2点だけ守れば、冬でも暖かく過ごせ、さらに節電ができてしまうという、とてもお得な毎日が手に入ります!

扇風機やサーキュレーターの電気代が気になる場合は、風力を調節すればOK。空気に対流が生まれれば暖房効率が良くなりますので、必ずしも強の風量でなくてもかまいません。

サーキュレーターはエアコンの無駄な電力消費を抑える?

エアコンは通常、室温や湿度を感知するセンサーを働かせて、動いたり止まったりしながら温度を調節しています。

しかし、部屋の温度が一定でなく場所によって異なってしまうと、センサーが正しく働いてくれず、無駄にエアコンが稼働し続けてしまう事になるのです。

ですから扇風機を同時に使って、室内の温度を均一にしてあげれば、センサーが正しく温度を感知して、無駄な電力を使わない動きになってくれる…というわけです。サーキュレーターはエアコン暖房の仕組みから見てみても、とても理にかなった暖房効率アップの方法なんですね。

羽根のない扇風機も…進化する送風家電

羽のない扇風機

最近では、子供がいる家庭でも安心な羽根のない扇風機や、省スペース設計のタワー型ファンなど、さまざまな家電製品が売られています。音も静かで、使用感も快適です。

昔ながらの扇風機は、どうしても夏場の季節家電というイメージがありますが、その際にはオシャレなサーキュレーターやタワー型ファンの購入を考えてもいいかもしれませんね。エアコンだけの温風だけに頼らない暖房方法を知れば、きっとこの冬は暖かく電気代も節約できるはずです。