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床暖房のメリット・デメリットは?電気式・ガス式床暖房を知ろう!

公開:2021.8.20更新:2021.10.12

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あまり知られていませんが、床暖房にはを電気を使うものとガスを使うものが。電気式の床暖房とガス式床暖房の初期費用やランニングの光熱費、それぞれいくらかかるのでしょうか。昔は灯油式床暖房も使用されていましたが、今はエアコンや電気カーペットと並んでガスや電気式の床暖房が利用されるようになりました。この電気式とガス式の床暖房と比較してエアコンやホットカーペットのメリットは何でしょうか。

その違いを解説するとともに、電気床暖房とガス床暖房の両者の快適性についても詳しくご説明します。ぜひ、床暖房選びの参考にしてみてください。

床暖房VSエアコン、床暖房VSホットカーペット

床暖房に比べてエアコンは部屋全体を温めるスピードも遅いうえにちりやほこりも舞い上げる。また乾燥しやすいというデメリットがあります。

メリットとしては、安全性が保障されていること、床暖房に比べて気軽に導入しやすいという点です。

また床暖房に比べてホットカーペットは部屋全体を温める能力に劣る、エコ度、ランニングコストにかけます。

ただ安価で導入しやすいため気軽に使いやすいです。

そのため結果として床暖房は費用以外の点ではほとんどプラス面ばかりなのです。

導入前に知りたい!電気式床暖房の仕組みとは?

床

オール電化の普及により、各家庭に広まった電気式床暖房設備。

同じ電気を使う床暖房でも、いくつか方式があります。ここでは、電気式床暖房の種類についてご紹介します。

(1)蓄熱式床暖房

蓄熱式床暖房は、深夜電力を利用してヒーターを温め、蓄熱材に熱を溜め込む方法で床を温めます。

床のフローリング材の下に蓄熱材があり、24時間遠赤外線の熱で室内は暖か。

電気料金が安い時間帯に電気を使用し、日中は蓄熱材の暖かさだけで暖房するので、ランニングコストが低い床暖房の方式です。

ただし、細かな温度設定ができないこと、リフォームなどでは導入しづらく、新築の際に導入しなければいけないなど、融通の利かない面もあります。

(2)PTCヒーター式床暖房

PTCヒーター式の床暖房の特徴は、床面の温度を細かく察知し、一部だけ温度が上がったらその部分だけ発熱を抑えることができるところです。

窓の面積が狭く、一部だけ暖かく、影の部分は冷え込むといった住宅には、このPTCヒーター式床暖房がぴったり。温度センサーが入っているので、無駄なく床面を均一に温めることができます。

電気結線部分が温まらないため、全体的にムラを感じるといったデメリットもありますが、リフォームなどで導入しやすいメリットもあります。

(3)電熱線ヒーター式床暖房

分かりやすくいうと、ホットカーペットのようなイメージの電気式床暖房です。部分暖房にも対応でき、省スペースでの暖房にもおすすめ。

ただし、電熱線を張り巡らせた床暖房方式のため、長時間使ってしまうとランニングコストが高くなるという欠点も。その分、初期費用が安いので、使用頻度の低い場所に導入するのにはうってつけです。

(4)ヒートポンプ式温水床暖房

床下に温水を張り巡らせ、床を温める方式の床暖房です。ヒートポンプとは、空気の熱を使ってお湯を温める方法で、電気代を抑えて温水を作ります。

電気式床暖房なので、最近ではエアコンと連動した空調システムなども開発されているようです。導入コストがややかかり、温まるまでに時間を要するため、起動時はエアコンとの併用がおすすめです。

以上4つの電気式床暖房を紹介しました。それぞれメリット・デメリットがありますので、オール電化を検討されている方などは、どのタイプがいいかを検討してみてください。

ガス温水式床暖房は立ち上がりが早い?

ガス温水式床暖房は、その名の通り床下に温水を巡らせて暖める床暖房の方式です。

床下に流し込むお湯はガスで温められ、なんといってもスイッチを入れてから温まるまでの時間が早いです。

ただし、設置工事などに手間がかかって設備費用がかかってしまったり、その後のメンテナンスが必要なため、ランニングコストが高くなる可能性があります。

電気式、ガス式床暖房を最大のメリットで比較してみよう

丸の男性

電気とガス、両方の床暖房を、メリットの面で比較して見ましょう!

電気式床暖房のメリット

電気式床暖房のメリットは、自動で温度調節ができたり、温まり過ぎないようにサーモスタットや温度ヒューズなどが内蔵されているものが多いこと。

蓄熱式床暖房は新築される住宅に導入することをオススメしますが、その他のPTCヒーター式床暖房や、電熱線ヒーター式床暖房なら、導入にも時間がかからずリフォームも手早くできます。

PTCヒーター式床暖房は、ヒーター自体がとても薄く、後付する場合にも、床高をほとんど上げずに施工できるので手軽。

メンテナンスなども必要がないので、修理や点検などのランニングコストはかかりません。

赤ちゃんなど小さなお子さんのいる家庭や、お年寄りのいる家庭だと、火を使うことが心配の要因にもなりますが、電気なら火も使わないので安心ですね。

オール電化のご家庭は、料金プランによっては、ランニングコストを抑えられる可能性があります。

ガス式床暖房のメリット

電気とガスの大きな違いは、やはりそのパワーではないでしょうか。

最近ではオール電化が広まり、とても便利にはなっていますが、燃焼を原動力とするガスはとてもパワフルです。

ガス温水式床暖房の場合、スイッチを入れた後、たくさんのお湯を一度に多く温めなければいけないことになりますが、ガスならそれも大丈夫!電気に比べてとても短い時間で床が温まりだすのです。

また、温水式の場合は、電気式のヒーターなどと違い、熱源が床下にありません。温度設定も42℃を超えないように設定できるなど、低温やけどの心配がありません。長い間つけていても、小さな子がお昼寝しても、安心して使い続けられそうです。

デメリットもある!電気式・ガス式の短所も比較

バツの男性

どんなものにも長短あるもの。ここでは、どちらか決めかねている方のために、電気式・ガス式床暖房のデメリットも比較していきます。

電気式床暖房のデメリット

電化住宅に住む人におすすめしている電気式の床暖房のデメリットは、とにかく暖かくなるまでに時間がかかることです。ガス式に比べると立ち上がりが遅いので、結局ストーブやエアコンなどで、床が温かくなるまで暖をとる人が多いようです。

また、ヒーターなどの電熱線が張り巡らされた床暖房は、ムラが出来やすいのも特徴。ムラなく長時間使い続けたい場合には、蓄熱式や温水式などを使用することをオススメします。

ガス式床暖房のデメリット

ガス式床暖房のデメリットは、なんといっても初期費用です。配管を施工し、熱源機を取り付け、ガス給湯器からそろえる場合には導入のイニシャルコストは100万円前後になることも。

また、熱源機の業者を介した定期的な点検も必要で、部品を交換したり、修理をすることになれば、それに対するメンテナンス費用も必要になります。

初期費用はどっちが高い?床暖房のコストを比較

電卓

ここまで床暖房に触れてきて、どちらが初期費用が高くつくかといえば、ガス温水式床暖房です。

電気式も、蓄熱式の床暖房だと導入コストはかかりますが、メンテナンスのコストはほとんどかからないので、トータルコストで比べると場合によってはガス温水式床暖房のほうが高くなるかも…。

方式 初期費用 光熱費 メンテナンス
電気(蓄熱式)
電気(PCTヒーター)
電気(電熱線)
電気(温水式)
ガス(温水式)

熱源の違いによるイニシャルコスト(設備費)、ランニングコスト(燃料費)は電気ヒーター方式の10帖間を100とした場合、おおよそ次のようになります。

熱源方式 設備費(比率)【10帖間】 設備費(比率)【30帖間】
電気ヒーター 100 285
プロパンガス熱源機 70 150
都市ガス熱源機 70 150
灯油熱源機 80 160
ヒートポンプ電源機 135 210
エコキュート電源機 170 対応エリア18帖まで

ランニングコスト(燃料費)比較

熱源方式 燃料費(比率)【10帖間】 燃料費(比率)【30帖間】
電気ヒーター 100 300
プロパンガス熱源機 55 165
都市ガス熱源機 50 150
灯油熱源機 35 105
ヒートポンプ電源機 28 64
エコキュート電源機 25 対応エリア18帖まで

だいたい初期費用が六畳部屋で65万円、ランニングコストが月5000円くらいである)

(ここからもわかるように部屋の大きさによって初期費用は大きく異なる)

コストの高い安いをまとめると、上記のような表になります。電気式の場合、毎月の電気料金を抑えたいなら、温水式や蓄熱式が比較的節約できるといえるでしょう。

  • 水を使う温水式は、電気もガスもちょっとメンテナンスが面倒になります
  • ガス温水式は、初期費用やメンテナンスコストはかかりますが、毎月のガス料金は、電気温水式床暖房と比較すると安くなることが多いそう
  • 電気式の床暖房は、夜間電力を使用してもやはり電気を消耗するので、長時間使うのにはオススメができない床暖房方式といってもいいでしょう

ちなみにガス温水式床暖房も電気式床暖房も施工の方法はほとんど一緒です。

床を剥がし、電気式床暖房は電熱パネルを設置して配線。ガス温水式床暖房であれば温水床暖房パネルを設置して配管。そして剥がした床材を敷設していますので初期費用の違いに関しては導入するものによります。

ちなみに修理費用の相場は電気式床暖房取付 30~60万円、温水式床暖房取付60~80万円、ボイラー交換20~30万円です。

ガス温水式と電気式床暖房どちらのほうが気持ちがいい?

草原で横になる男性

床暖房を選ぶとき、せっかくこれから取り付けるなら心地よいほうがいい!という場合もあると思います。

床暖房の快適さを表にして比較してみました。

方式 快適さ 立ち上がり
電気(蓄熱式)
電気(PCTヒーター)
電気(電熱線)
電気(温水式)
ガス(温水式)

立ち上がりの早さは、ガス温水式床暖房が一番!ぬくぬくとした快適さもあり、温水式が一番良い結果になりました。

立ち上がりだけであれば、パネル式のPTCヒーターも温まりやすいそうです。しかし、電気代がかかること、ムラがあることで、どうしても電気式ではガスよりも劣ってしまうようです。

床暖房はコストと快適さを比較してじっくり検討を

いかがでしたか?床暖房はそれぞれ電気やガスで違いがあります。電気式床暖房の場合は、同じ電気でも床を暖める仕組みが違うので、コストも使用感もバラバラ。

床暖房を選ぶ際にはランニングコストで選ぶのか初期費用で選ぶのか快適さで選ぶのか。この3点が比較のポイントになります。

自宅がオール電化なのか、電気とガス併用がいいのかによっても変わってきます。

実際にショールームに足を運ぶなどし、初期設備費用とランニングコストも計算した上で、しっかり検討してから選んでください。リビングに床暖房を採用すると心地よいかもしれませんね。

床暖房つけっぱなしにかかる電気代・ガス代が安いってホント?