西日本政経懇話会

筑豊525回朝鮮半島情勢を読む/拓殖大海外事情研究所特任教授の武貞秀士氏講演

 6f011056a2b0550ebc6d845b6e6a1556db0fb120.jpg西日本政経懇話会10月例会が4日、飯塚市片島のパドドゥ・ル・コトブキであり、拓殖大海外事情研究所特任教授の武貞秀士氏が「朝鮮半島情勢を読む」と題して講演した。講演要旨は次の通り。

 北朝鮮を巡っては、繰り返されるミサイル発射や核実験によってこの数十年で最も軍事衝突が起こる可能性が高まっている。

 北朝鮮は何のために核兵器を作っているのか。自国の体制を守るためと理解されているが、朝鮮戦争以来彼らの国是は半島統一だ。アメリカと交渉できる核戦力を持つことで半島からの撤退を促し、ほとんど素手で震え上がった韓国を統一する。祖父ができなかったことを孫が実現すれば金正恩朝鮮労働党委員長の指導者としての威光も高まる。

 今後の米朝協議によってアメリカ本土が射程に入るミサイルの発射はやめたとしても、日本に届くノドンミサイルの脅威はそのまま。今回の衆院選では北朝鮮問題も争点になっているが、与党も野党もそうした点から議論を深めてほしい。戦争につながることを覚悟の上で「圧力、圧力」と言っているのか。それを国民が理解しているのかも含めて気になっている。

 2017年10月5日

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