西日本政経懇話会

明治150年の中での平成30年/後継者難に陥る政治 「歴史のように変化起きるか」/御厨貴氏

 西日本政経懇話会の福岡例会が29日、福岡市・天神の天神スカイホールであり、東京大名誉教授の御厨貴氏が「明治150年b4d2fae5e3b6e9f75669f0035aff718efb4c2788.jpgの中での平成30年」と題して、講演した=写真。

 御厨氏は、安倍政権が後継者難に陥っていると指摘。「政権交代が起きない政治をつくるという使命感に燃え、新人発掘や育成を怠ってきたから」と話した。リクルート事件など「政治とカネ」の問題や、小選挙区制導入など政治改革を経て、派閥が弱体化したことが影響していると分析した。

 こうした閉塞(へいそく)状況は過去にもあったと言う。明治時代には、内閣と政党が対立し政治が混迷。状況を打開するため、1900(明治33)年に本格的に政党政治を行う「立憲政友会」ができた。1955(昭和30)年には政治の安定のため保守合同が行われ、現在の自民党が成立している。

 御厨氏は「30年くくりで見るとそれまでは考えられなかったことが起きている。ポスト平成に移行する中で状況が変化し、新しい仕組みができるかもしれない」との見方を示した。

2018年5月30日

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