西日本政経懇話会

大牟田 495回 誤解されぬ日本語を/ダニエル・カール氏が講演

danieloomuta.jpg 西日本政経懇話会の2月例会が20日、大牟田市であり、マルチタレントのダニエル・カール氏が「日本人との付き合いの中で感じたこと」の演題で講演した。要旨は次の通り。

 日本に最初に来て36年になる。高校生で奈良に留学し、大学時代は大阪、京都で過ごした。同じ関西でも全く違う方言でびっくりした。新潟の佐渡で暮らし、山形で英語指導助手になり、結婚もした。

 2020年には東京オリンピックがあり、外国人観光客が来る。在日外国人も増えている。先日の新聞で在日外国人の76%以上は、日常生活に困らない程度の日本語能力を備えると報道されていたが、コミュニケーションは欠かせない。

 私が気付いた日本語の特徴を挙げる。例えば、単語。昔、マネジャーから「明日の仕事は『あれ』だから」と言われ、「あれ」が何を指すのか分からず、戸惑った。婉曲(えんきょく)的な表現も通じにくい。見知らぬ人がいたので、周囲に尋ねたところ「先生でねえかと思うんけんど」と言われた。結局「分からない」と言う意味だけど、率直な言い方だと耳障りが悪い。日本人は避けがちだ。しかし、外国人と接するときは「分からない」とか「ノー」とかはっきり伝えるのが、誤解も受けず、大切だと思う。 (永野稔一)

=2015/2/21西日本新聞=

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