西日本政経懇話会

大牟田 499回 外の視点で創造を/渋沢栄一の子孫が講演

渋沢健大牟田.jpg西日本政経懇話会の6月例会が19日、大牟田市のホテルであった。「日本資本主義の父」ともいわれる渋沢栄一の子孫で、コモンズ投信(東京)会長の渋沢健氏が「渋沢栄一の『論語と算盤(そろばん)』で未来をひらく」をテーマに講演した。要旨は次の通り。

 高齢化や少子化が進む日本の未来はダメじゃないかという空気がある。本当にそうなのか、年周期で考えたい。私が生まれたころの1960年から、90年ごろまでは高度経済成長という「繁栄」の時代だった。その前30年は戦争という「破壊」、その前年は先進国に追いつく「繁栄」と、周期性がある。次の節目は東京に再び五輪が来る2020年。どんな時代なのか注目している。

 人間は通常、国や地域社会、会社など「枠」の中に暮らす。そこは快適な安全地帯だ。しかし渋沢栄一の講演録に「枠の内側にとどまるな」というメッセージがある。チャレンジして外の視点を内側に取り込むことで、新しい価値を創造する。それが枠を広げ、未来の可能性を切り開くことにつながる。

=2015/6/20 西日本新聞=

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