西日本政経懇話会

大牟田508回 中国との関係冷静に利用を」/富坂聰氏が講演

1ef1c404e8132f6f50fdccad76e8c1a80265edcb.jpg 西日本政経懇話会の4月例会が14日、大牟田市であり、拓殖大教授の富坂聰氏が「今後の日中関係~裏事情を絡めて」と題して講演した。要旨は次の通り。

 中国の習近平国家主席は反腐敗運動に力を入れ、私腹を肥やす共産党幹部の「トラ退治」や地方公務員の「ハエたたき」も進めている。不正を行う公務員は年収100万円程度なのに、裏金を含めた収入は5千万円ある人もいる。習氏は超大物幹部も摘発し、民衆の人気を得ている。

 一方、インターネットでは市民が役人の不正を徹底的に暴く動きがあり、影響力は増すばかり。習氏は権力者が失脚した文化大革命の再来を恐れている。

 13億人を抱える中国は、日本にとって大変な魅力だ。お互いに利用し、裏切るのが国際社会。信頼関係は要らない。好き嫌いの感情を排し、冷静にどう利益を出すか考えればいい。 (永野稔一)

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