西日本政経懇話会

大牟田511回 「当面、経済と外交に力」/安倍政権の今後、本田氏が講演

mN70KNBXL.jpg 西日本政経懇話会の7月例会が19日、大牟田市であり、金城大特任教授で政治行政アナリストの本田雅俊氏が「安倍政権の未来予想図」を演題に講演した。要旨は次の通り。

 安倍首相にとって憲法改正は悲願で、これまでの3年半は助走に過ぎない。10日の参院選に合わせ、衆参ダブル選を仕掛けようとした。熊本地震や沖縄の女性殺害事件もあり見送ったが、参院選で大勝。結果的に両院で改憲勢力が初めて3分の2を超えた。

 勝因は首相の努力と幸運だ。保守的な「戦後レジームからの脱却」を掲げた第1次政権の教訓を踏まえ、第2次は「アベノミクス」「地方創生」など、国民が納得できるスローガンを示した。東京五輪誘致の成功など幸運も味方し、高い内閣支持率を保つ。野党は共闘したものの、批判票の受け皿になれなかった。

 安倍政権は当面、経済と日露交渉に力を置きながら、粛々と憲法改正の機運を高めるのではないか。8月初旬の党役員人事と内閣改造で政権戦略が見えてくる。 (永野稔一)

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