西日本政経懇話会

第525回大牟田例会「角界は絶妙なバランス」/慶応大の中島教授が講演

8776e284cd9ff44dfce7462fe0d755599c790b0c.jpg西日本政経懇話会の11月例会が2日、大牟田市であり、慶応大商学部の中島隆信教授が「大相撲の経済学~そこに見える日本社会」と題して講演した。

 大相撲には曖昧なルールが多い。他のスポーツに先駆けて勝ち負けを判断するためのビデオを導入しているのに、物言いの後に同体取り直しとなることがよくあるのは不思議だ。

 大相撲には閉鎖社会ならではの論理があるが、それは相撲の世界に限ったことではない。(東京の)永田町や霞が関、会社にも曖昧さや根回しなど独自の論理が存在する。

 角界には、引退した有能な人材が日本相撲協会に残れないなど深刻な構造的問題がある。それでも日本社会に大相撲が受け入れられているのは「文化性」「競争性」「商業性」の三つが絶妙な配合になっているからだと思う。 (古川泉)

2017年11月3日

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