西日本政経懇話会

大牟田539回 「19年世界経済は減速」ニッセイ伊藤氏講演

c3fb2c1c7a6d7125f7b064bd53cb7118f3f00b6c.jpg 西日本政経懇話会1月例会「大牟田」が15日、大牟田市のホテルニューガイアであり、ニッセイ基礎研究所主席研究員の伊藤さゆり氏が「2019年経済展望 どうなる世界と日本」と題して講演した=写真。要旨は次の通り。

 18年は米トランプ政権が「貿易不均衡」を名目に通商交渉を世界に広げ、経済の不確実性が強まった。一方で、19年の世界経済は成長は続くが減速するだろう。個別的には米国は昨年と同じペースで成長するが、20年になると大きく落ちる恐れがある。中国は政策を総動員しても減速傾向が続く。米国との「新冷戦」がリスクになっている。

 日本は消費税増税があるが大きな影響はなく、19年中の失速はない。ただアベノミクスで国内総生産(GDP)は伸びたが、社会保険料負担の上昇などで実質可処分所得の伸びはなく、個人消費が増えない構造的要因がある。増税に伴うポイント還元といった需要喚起策は時限措置で、それらが終了し、東京五輪も終わる20年度後半以降、アベノミクス景気の息切れも考えられる。 (吉田賢治)

2019年01月16日

これまでの記事一覧