西日本政経懇話会

久留米 422回 辺氏「核問題解決、日本ももっと積極的に

 西日本政経懇話会久留米の六月例会が二十四日、久留米市原町の翠香園ホテルであり、朝鮮半島専門誌「コリア・レポート」編集長、辺真一(ピョンジンイル)氏が「新局面を迎えた北朝鮮情勢を読む」と題して、講演した。要旨は次の通り。

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 北朝鮮が二十六日に核計画を申告し、それとほぼ同時に米国のブッシュ大統領がテロ支援国家指定の解除を議会に通告する段取りになっていると聞いている。世界中が米朝に注目している。

 北朝鮮をこのまま放置すると三―五年後には、米全土が北朝鮮の核のターゲットになる可能性がある。米が和解を選択した最大の要因は、それを避けるためだと思う。

 北朝鮮が日本に向けているミサイルは在日米軍に向けられているので、米朝の関係改善は日本の安全保障にとってもプラスに作用する。日本は今、北朝鮮の核の脅威から解放される時期にきつつある。日本ももっと積極的に核問題の解決にかかわっていくべきだ。

 同時に、拉致問題の解決のため再度、北朝鮮と虚心坦懐(きょしんたんかい)に話し合うべきと思う。北朝鮮には資源が多くあり、拉致問題を解決し、国交を正常化することは日本にとって大きなメリットになる。

=2008/06/25 西日本新聞=

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