西日本政経懇話会

大牟田423回 決断方法使い分けよ 経営コンサルの古川氏

 西日本政経懇話会大牟田地区九月例会が十二日、大牟田市旭町のオームタガーデンホテルであり、経営コンサルタントのく古川英夫氏が「リーダーのための決断術~成功者はどんな発想をするのか」をテーマに講演した。講演要旨は次の通り。

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 決断手法には、手段から目標を導く帰納法と、まず目標があって手段を講じる演繹(えんえき)法に大別できる。

 経営方針をめぐって、部下の話を吸い上げて社長が決断を下す民主的決定が帰納法で、誰の意見も聞かずに社長が独断で決めるワンマン決定が演繹法。後者は悪い意味で使われることが多いが、創業当初や不測の事態には必要になる。

 社員の人事評価でも、社内的には帰納的な分析が行われるが、客から見れば商品知識があっても感じが悪ければだめ。印象や感覚など演繹的な総合評価で判断される。

 経営者に必要な資質は、目的のために挑戦する演繹法的な決断力だが、手段や条件をわきまえ、暴走にブレーキをかける名補佐役も必要。発展しつつ安定した経営には、バランスの取れた組織づくりが重要だ。

=2008/09/12 西日本新聞=

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