西日本政経懇話会

久留米 430回 「思い込み誘う食品表示」消費者問題研究の垣田氏

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 西日本政経懇話会久留米の3月例会が3日、久留米市櫛原町の萃香園ホテルであり、消費者問題研究所(横浜市)代表の垣田達哉氏が「知らなきゃ損する食品表示最新事情」と題して講演した。要旨は次の通り。

 食品表示には注意が必要だ。例えば遺伝子組み換えしたものが入っていても全体の5%未満なら「遺伝子組み換えなし」と表示できる。欧州などではその基準が1%未満のところがほとんどだ。

 飲料水で商品名の前に「運動で体脂肪を燃やす」とのキャッチコピーを付けたものがある。飲めば体脂肪を燃やすとは書かれていないが、消費者は飲んだらやせると思い込む。

 「朝採れ野菜」も、収穫がいつかは書かれていないことが多い。ただ表示された住所が近いので、その日の朝に収穫したものだと消費者は思い込んでいる。

 さまざまな食品に関する偽装事件があり、警察が捜査した。ほとんどのケースで偽装に手を染めた人は立件されるが、指示した人はしらを切ることが多い。手を染めた人は一生を棒に振ることを肝に銘じてほしい。
 

=2009/03/04 西日本新聞=

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