西日本政経懇話会

大牟田 430回 「中東、オバマ政権に期待」酒井啓子東京外大教授

sakaikeiko_03.JPG 西日本政経懇話会大牟田地区4月例会が10日、大牟田市旭町のオームタガーデンホテルであり、東京外国語大学大学院の酒井啓子教授が「中東・イラク情勢とオバマ政権」と題して講演。イラクなど中東諸国はオバマ政権ならば温かい政策を取ってくれると期待していると語り、米国の政策次第では安定に向かうとの見方を示した。講演要旨は次の通り。

 ブッシュ前政権が始めたイラク戦争は、中東の米国に対する不信感を強め、テロにつながる悪循環を招いた。オバマ政権は負の遺産、悪い印象をぬぐい去っている段階だ。オバマ大統領は訪問先のトルコで「イスラムと戦っているわけではない」と語り、前政権と違う印象を与えたが、次に何をするか決めていない。

 イラク駐留米軍の犠牲が増え始めて、米国は真剣に考え始めた。外から入り込んだ反米テロリストを追い出すため、地域住民に資金援助し、イラク軍に掃討を任せる作戦によって被害が減った。

 米軍が撤退すると危ないという主張はすでに現実的でない。ただ、イランの影響力を減らすことを考える必要がある。

=2009/04/11西日本新聞= 

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