西日本政経懇話会

久留米 443回 「民主と新党の「距離」注目 政治ジャーナリスト後藤氏

gotoukennji_03.JPG 西日本政経懇話会の5月例会が11日、久留米市櫛原町であり、政治ジャーナリストの後藤謙次氏が「終盤国会と参院選」と題して講演した。要旨は次の通り。

 鳩山由紀夫首相が支持率を回復するには、小沢一郎幹事長を切ることが最も効果的だった。それをやらずチャンスは途切れた。首相は米軍普天間飛行場移設問題で自ら動き、指導力が問われる事態に。人事権を行使するパワーもなくなった。

 小沢氏は東京検察審査会から起訴相当の議決を受けており、検察の処分時期が進退を決める一つのタイミングになる可能性はあるが、踏ん切りがつくか分からない。夏の参院選には、鳩山―小沢体制で突き進むのではないかと思う。

 小沢氏は民主党単独過半数を目指すとしているが、自民党が狙うのは改選第1党。2007年の参院選で小沢氏が強調した「直近の民意」を、今度は自民党が手に入れようとしている。支持率は拮抗(きっこう)しており、1人区がポイントになる。新党が民主党とどう距離を取るのかも注目される。小さな新党を民主党が担ぐ形の連立が模索される可能性もある。政策をきちんとやれる体制をどうつくるのか。非常に重要な選挙になる。
 
=2010/05/12西日本新聞=

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