西日本政経懇話会

大牟田 442回 「財政再建へ消費税増税を」 経済ジャーナリスト大西氏

oonishiyoshio_01.JPG 西日本政経懇話会大牟田地区の5月例会が19日、大牟田市旭町のオームタガーデンホテルで開かれ、経済ジャーナリストの大西良雄氏が「どうなる これからの日本と世界経済」と題して講演。「日本の財政再建のためには消費税引き上げしかない」と語った。講演要旨は以下の通り。

 ギリシャの財政危機がEU(欧州連合)全体の金融危機につながると、長期債務残高862兆円(2010年度末見通し)の日本も危機的状況になる。国債の格下げも現実化し、売りたたかれる可能性もある。

 日本のデフレの原因は設備投資の衰退で、中国の成長を支えているのは外国資本の投資だ。法人税が高い日本は敬遠されている。韓国は24%、中国は25%なのに日本は40%もあり、金融資本や海外ブランドもアジアの拠点を香港や上海に移している。

 政府の成長戦略の環境、医療などの市場拡大には巨額の資金が必要で、誰が負担するのか見えない。大切なのは、アジアの購買力を日本の内需にすること。アジアの中間層を取り込み、アジアで稼いだ利益を国内に回す仕組みを作らなくてはならない。

=2010/05/20西日本新聞= 

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