西日本政経懇話会

北九州 444回 「成熟戦略が必要」 浜矩子氏

hamanoriko_201007.JPG 西日本政経懇話会の7月例会が14日、小倉北区のステーションホテル小倉であり、同志社大大学院教授の浜矩子(のりこ)氏が「日本経済のこれからのシナリオ」をテーマに講演した。要旨は次の通り。

 「二番底」という言葉が復活してきた。各国政府は(経済対策のため)ありとあらゆる生命維持装置を装着してきたが、息切れしてきた。問題の本質を解決することなく、その場しのぎだった。

 各国は輸出競争力を高めるため、為替ダンピング、通貨戦争に活路を見いだす方向にある。為替市場はこれから相当荒れる。「日本経済のこれから」は成長戦略ではなく、成熟戦略が必要。成長・競争・分配を一辺とする経済の三角形が、バランス良く正三角形に近づくと、経済活動の理想の姿が見えてくる。
 
=2010/07/15西日本新聞=

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