西日本政経懇話会

久留米 445回 「賢明な判断」 杉浦正健 氏

sugiurakennichi_02.JPG 西日本政経懇話会の7月例会が29日、久留米市櫛原町であり、元法相の杉浦正健氏が「日本のこれからの課題」として講演した。要旨は次の通り。

 先の参院選では民主党が単独過半数を取るのではないかと心配したが、逆に民主党は大敗。国民の賢明な判断で、菅直人首相の暴走を阻止した。自民党の末期も、安倍晋三首相時代に参院選で大敗、衆参がねじれて七転八倒が始まった。民主党も同じ状態に直面する。

 民主党はだれも責任を取らなかった。それで党内が収まるか。ただ、仮に代表選で菅さんが敗れるとすると1年間で首相が3人目ということになる。そうすると「信を問うべきだ」「たらい回しだ」と言われ、解散せざるを得なくなる。菅さんのグループはそれを逆手にとって「今度首相を代えたら選挙になる。だからこそ菅首相続投でまとまろう」と声を掛けているという。国際社会を見れば、東西冷戦が終わり、国際関係が流動化。米国一極時代かと思えば多極化に向かっている。その中で日本の立ち位置をどう守るかが問われる。日本は〝高齢化先進国〟。いずれ世界中が高齢化に向かうなか、日本が新たな成功モデルを見つけて前進すれば世界で役立つ。そのためにも政治の混乱はよくない。強い政治のリーダーシップを確立する改革が必要だ。
 
=2010/07/30西日本新聞=

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