西日本政経懇話会

久留米 444回 「参院選とその後の政局」 浅川博忠 氏

asakawahirotada_03.JPG 西日本政経懇話会の6月例会が17日、久留米市櫛原町であり、政治評論家の浅川博忠氏が「参院選とその後の政局」と題して講演した。要旨は次の通り。

 秋の民主党代表選に向け、キーマンは小沢一郎前幹事長だ。彼は3月末、衆参両議員に「5月末までに党員とサポーターを千人集めろ」とノルマを課した。「親小沢」議員は、それぞれ1600~1700人集めた。一方「反小沢」議員は300~400人と3分の1程度。

 小沢氏は9月の代表選で菅氏をたたき落としたい。原口一博氏や海江田万里氏を立て、事実上の菅VS小沢の代表選になる。今度は党員やサポーターを含めた予備選から入る。すると菅氏が取れるのは3割5分くらい。小沢氏側が7割取れば、国会議員の決選投票を待たずに予備選1位が代表になる可能性が高い。ただ、小沢氏には検察審査会の議決という泣きどころもある。

 参院選で民主党が菅首相の言う「50議席」を上回るか下回るか。そこも含めて代表選の勝敗が決まる。菅氏が勝てば小沢グループをたたき出し、小沢氏側が勝てば菅・仙谷氏らをたたき出し、民主も自民も分裂した大連立の時代に入る―そんな再編劇へ向けた水面下の動きが始まっている。その前哨戦として参院選が持つ意味は大きい。

=2010/06/18西日本新聞=

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