西日本政経懇話会

久留米 446回 「地方発、改造電気車を」 東大総長室アドバイザー・村沢義久氏

murasawayosihisa_03.JPG 西日本政経懇話会の9月例会が9日、久留米市櫛原町の萃香園であり、東京大総長室アドバイザーの村沢義久氏が「電気自動車と太陽光発電による『燃やさない文明』の提言」と題して講演した。要旨は次の通り。

 温暖化防止のため民主党はCOを2020年までに25%、50年までに80%削減としている。鉄、紙、セメント生産やジェット機を飛ばす以外はゼロにするということ。家庭はガス禁止、車もガソリン禁止という時代。節減では無理。車を全部電気、発電も火力をなくせば50%削減できる。これが「燃やさない文明」。

 ガソリン車は大企業の時代だったが、電気自動車は「スモールハンドレッド」の時代。アメリカのベンチャー企業や中国のバッテリーメーカーが高性能車を作っている。産業構造が変わる。

 安価な電気自動車が作れないか。答えは素人でもできる改造車だ。改造費は百万円前後。例えば広島県尾道市のガソリンスタンドや新潟県長岡市の運送業者が、改造車ビジネスに乗り出した。

 改造電気自動車で産業が興せる。素人でも年間百台改造できる。1万人が取り組めば、年間百万台。1台百万円とすると1兆円産業だ。これは地方発の産業になる。

=2010/09/10西日本新聞=

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