西日本政経懇話会

大牟田 446回 「中国台頭 日本戸惑う」 朱・東洋学園教授

syukennei_01.JPG 西日本政経懇話会大牟田地区の10月例会が13日、大牟田市旭町のオームタガーデンホテルで開かれ、東洋学園大教授の朱建栄氏が「変わる中国と新たなる日中関係」と題して講演。「日本は急速に台頭する中国と、どう付き合うのか戸惑っている」と語った。講演要旨は以下の通り。

 尖閣諸島沖の漁船衝突事件は、穏便に処理できるのに、民主党政権は歴史の積み重ねを知らず、相互理解が不十分となり、パイプもなく、国民感情にしこりを残した。民主党代表選に夢中で政府間の意思疎通もなく、中国側の交渉を拒否し、どう解決するのか展望がなかったのが問題だ。

 中国市場は、電気自動車や新エネルギー分野の成長が見込め、内陸部の成長もあり、2020年まで平均8%成長という予測もある。今後は環境問題や水不足、労働者人口の不足が問題となる。

 民主活動家劉暁波氏のノーベル平和賞受賞決定の対応は、世界で信頼を失うものになった。今は格差拡大より、5億人の中間層が拡大しているのでより自由を求め、徐々に民主化へ進むだろう。

=2010/10/14西日本新聞=

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