西日本政経懇話会

筑豊 448回 「日本周辺の軍事力高い」元防衛庁統合幕僚会議議長:西元氏

nis.JPG 西日本政経懇話会の10月例会が20日、飯塚市片島のパドドゥ・ル・コトブキで開かれ、防衛相補佐官で元防衛庁統合幕僚会議議長の西元徹也氏が「日本をめぐる諸情勢と日本の安全保障」と題して講演した。要旨は次の通り。

 日本の周辺には軍事行動を活発化しているロシア、軍事独裁国家の北朝鮮、軍備拡張と海洋行動を活発化させる中国がある。世界の地域の中で最も密度の高い軍事力が展開している地域だ。

 尖閣諸島問題で起きた激しい反日デモは、中国共産党全体会議の開催期間に起きていた。習近平・国家副主席を推す保守派が画策をしてデモをそそのかしたのではないかという見方が出ている。

 欧州だとNATOなどの安全保障機構があるが、極東地域の安全保障機構の設立は期待できない。ならば、日米同盟以外に安全保障の選択肢はないのが現状だ。周辺への抑止力には沖縄に海兵隊が必要。さらに南西諸島などに自衛隊の部隊を配置すべきだ。

 一方、世界的な安全保障環境を改善するために、日本はインド洋での自衛隊の給油活動を復活させるなど積極的な関与が必要だ。

=2010/10/21 西日本新聞=

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