西日本政経懇話会

筑豊 449回 「龍馬とその時代」 時代考証担当 大石東京学芸大教授が講演

ooishimanabu_02.JPG 西日本政経懇話会の11月例会が12日、飯塚市川津のグランドベルズ飯塚で開かれ、NHKの大河ドラマ「龍馬伝」の時代考証を手掛けた東京学芸大学の大石学教授が「龍馬とその時代」と題して講演した。要旨は次の通り。

 制作サイドから寄せられる疑問に「武家の子どもは刀を差していたのか」などがある。こちらが意識せずに見過ごしていることも少なくない。浮世絵などで詳しく調べると、帯刀している子、そうでない子、さまざまだった。ちなみに、ドラマでは「2本だと重そうに見え、刀を持たないと武家の子に見えない」との理由から、「1本差し」ということで決着した。

 また、坂本竜馬が初めて江戸を訪れた場面では、当時の文化が分かりやすいように、力士や植木職人を登場させた。米国の星条旗に描かれている星の数も1858年までは31個、59年から61年までは32個などと、事実に沿って変えている。

 ドラマは竜馬が土佐人から日本人、国際人になる過程を描いている。時代の移り変わりが分かるよう、こだわっている。
 

=2010/11/13 西日本新聞=

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