西日本政経懇話会

福岡 459回 「中国と建設的関係を」 藪中前外務次官が講演

yabunakamitoji_02.JPG 西日本政経懇話会の例会が12日、福岡市・天神の福岡国際ホールであり、藪中三十二・前外務事務次官が「緊迫する国際情勢と日本外交の課題」と題して講演した。藪中氏は「日本は周辺国と連携して中国と建設的関係を築くべきだ」と述べた。要旨は次の通り。

 中国に大国意識が出てきて、南シナ海を相当な勢いで席巻しようとしている。尖閣問題は一過性のものではない。米国が尖閣問題について「日米安保条約が適用される」と明言したことで、日米双方は同盟関係の重要性を再確認できた。

 日本にとって中国は重要な隣国で、経済発展に欠かせない市場を持っている。好む、好まざるにかかわらず、建設的関係を築くことが必要だ。そのためにも、日本の領土や領海はきちんと守らなければならない。

 日本は環太平洋連携協定(TPP)の交渉に早く参加し、リーダーシップを取るべきだ。一方で「農業を守るために補助金をつける」という短絡的な対応にならないように願っている。
 

=2010/01/13西日本新聞=

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