西日本政経懇話会

筑豊 451回 「腸内細菌で免疫向上を」 藤田教授

huijtakouitirou_01.JPG 西日本政経懇話会の1月例会が28日、飯塚市川津のグランドベルズ川津であり、東京医科歯科大の藤田紘一郎名誉教授が「いきいき健康法―免疫力を高める生活、アトピーからガンまで」と題して講演した。要旨は次の通り。

 花粉症やぜんそく、アトピーは、私が小さいころにはなかったが、それが今では国民病となっている。人間が清潔さを求めすぎて、体内のアレルギーを抑える菌まで追い出したからだ。

 人体は皮膚に付く常在菌や腸内の細菌によって守られている。常在菌は皮膚の脂肪を分解して膜を張り皮膚を守る。肌がつやつやしている芸能人は風呂に入ってもせっけんを使わないという。大腸菌自体も悪い菌ではない。0157が体内に入っても強い大腸菌が守ってくれる。細菌による自然治癒力だ。

 人間の免疫力を上げるためには、腸内細菌が必要で、野菜を食べ、納豆菌や乳酸菌などの食材を加えると良い。一方、免疫力を下げないためにはストレスを感じないことだ。笑うことはガンを防ぐという実験結果も出ている。無理やり笑顔をつくるだけでも効果がある。


=2011/2/29西日本新聞=

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