西日本政経懇話会

久留米 453回 「オレンジ色で社会を元気に」色彩研究家 木下代理子氏

kinositayoriko_02.JPG 西日本政経懇話会の4月例会が13日、久留米市櫛原町であり、色彩研究家の木下代理子さんが「ビジネスに活(い)かす色彩戦略」と題して講演した。要旨は次の通り。

 色とは光で、電磁波の一種。色が心と身体に影響を及ぼすゆえんだ。身体に流れる微弱電流(生体電流)とぶつかることで生体に反応が現れる。例えば赤は血圧、脈拍、体温を上昇させる。アドレナリン分泌を促し活性化する。緑は安息の色。視神経の疲れにもいい。青は赤と反対で血圧や脈拍、体温を低下させる鎮静の色。動揺を抑える。

 マーケティング理論で言えば、購買者が物事を判断するときの五感の割合は視覚87%、聴覚7%、触覚3%、臭覚2%、味覚1%。初対面なら「見た目」で判断している。そこで「色」を、どう使えばいいか。

 私が今薦めたいのはオレンジ色。選挙でも今は1番人気。オレンジは人と人との心理的距離感を縮め、親近感、話しやすい雰囲気をつくる。お日さまの色でもある。明るさ、安心を与える。不況に大震災が追い打ちをかけ、暗い色が使われがちだが、紺や茶やグレーは人の心を沈めてしまう。意識して少しずつでも明るい色を使うことが重要だ。もう一つはピンク色。だれもが心癒やされ、筋肉をも和らげる。穏やかさ、平和の象徴だ。男性もネクタイの色などにぜひ取り入れてほしい。
 

=2011/04/13 西日本新聞=

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