西日本政経懇話会

筑豊 456回 「中国経済はバブル気味」富士通総研柯隆氏が講演

karyuu_03.JPG 西日本政経懇話会の6月例会が8日、飯塚市片島のパドドゥ・ル・コトブキで開かれ、富士通総研主席研究員の柯隆(かりゅう)氏が「ポスト胡錦濤の中国経済の新たな動き」と題して講演した。要旨は次の通り。

 世界経済でいま、力を持っているのが中国で、バブル経済真っ最中だったころの日本と似ている。ただ、震災復興途中の日本にとっては、中国のバブルが続いてほしいところだろう。

 中国経済にとって心配なのは、貧富の格差だ。相続税がないなど、日本のように公平な課税システムでないことが格差を拡大させている。もう一つは「一人っ子政策」による少子高齢化で、5年もたつと深刻な社会問題になる。

 胡錦濤国家主席の後継は習近平副主席に違いない。日本の大企業の社長はコスト削減をよく言うが、過度な削減では日本製品の品質が低下するだけだ。日本も中国も、政治や経済のトップの資質が問われている。

=2011/06/09 西日本新聞=

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