西日本政経懇話会

福岡 464回 「和食の力を見直そう」 小泉・東京農大名誉教授講演

koizumitakeo_02.JPG 西日本政経懇話会の6月例会が22日、福岡市・天神の福岡国際ホールで開かれ、東京農業大名誉教授の小泉武夫氏が「食で日本を立て直せ」と題して講演。

 欧米化された食生活の問題点を踏まえ、低下の続く食料自給率の観点も含め和食の力を見直すよう呼び掛けた。小泉氏は、戦後、米国に依存して肉、乳製品、パンを主体とした食生活を急速に受け入れたため、心身両面で問題が続発しているとして「食料を海外に委ねたままでは、国民の生命は守れない」と強調。

 40%台に下落した自給率を70%台まで回復させた英国では「国が農家と契約して農作物を栽培し、買い取った後はその土地に卸して地産地消を進めたことで効果が上がった」と指摘し、併せて「根茎、菜、青果、山菜、豆、海藻、米麦、魚類が主体の和食は、腸の動きをリズミカルにして免疫力を高める」と説明。日本人は地域に根差した食の重要性を再認識することが大切と訴えた。

=2011/06/23 西日本新聞=

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