西日本政経懇話会

大牟田 455回 「主役はEVと太陽光発電」東大総長室アドバイザー村沢氏が講演

murasawa.JPG 西日本政経懇話会大牟田地区7月例会が12日、大牟田市旭町のオームタガーデンホテルであり、東京大学総長室アドバイザーの氏村沢義久氏が「電気自動車と太陽光発電による『燃やさない文明』の提言」と題して講演した。要旨は次の通り。

 民主党政権は2020年までに二酸化炭素(CO2)を1990年比で25%削減する方針を示した。私は太陽光発電と電気自動車(EV)を普及させれば、50年までにCO2排出量を半減させることができると思う。20年後は中国やインドの石油需要が急増し、石油入手が困難になる。日本は準備を急ぐべきだ。

 サハラ砂漠の5~10%にソーラーパネルを設置すれば、世界のエネルギー消費を賄える。国内の場合、パネル設置場所は耕作放棄地がよい。原発は「発電コストが安い」というのはうそで、廃炉コストなどを考えると、太陽光と変わらない。

 今、国内で中古エンジン車をEVに改造する事業が広がりつつある。推進役は大手の自動車会社ではなく、地域の中小企業だ。太陽光とEVを普及させれば、世界中が資源地帯に変わる。そうなれば、エネルギー紛争のない世界が出来上がる。それが私の目標だ。

=2011/07/13 西日本新聞=

これまでの記事一覧