西日本政経懇話会

筑豊 458回 「中小企業の底力」中沢孝夫福井県立大教授が講演

nakazawatakao_02_tikuhou.JPG 西日本政経懇話会9月例会が2日、飯塚市片島のパドドゥ・ル・コトブキであり、福井県立大学の中沢孝夫特任教授が「中小企業の底力」と題し、講演した。要旨は次の通り。

 「中小企業は大変だ」という認識は間違っている面もある。不景気でも中小企業の25%以上は営業利益率が10%を超えている。黒字を出し続ける強い企業もある。

 東日本大震災によるサプライチェーン(部品の調達・供給網)の寸断で生産活動は滞ったが、一方で国内企業の「ものづくり」の強さも証明した。海外では代替できない高い技術力を持っているからこそ、企業として成り立っているともいえる。

 企業活動を維持していく上で、経営のカギとなるのは、やはり人材育成だ。従業員が「やりたい仕事」をするだけではなく、困難な仕事にも向き合うよう、経営側はしっかりとした理念を示すべきだ。社全体の目標を立てることも必要だ。

=2011/09/03 西日本新聞=

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