西日本政経懇話会

北九州 456回 「北九州の取り組みに光」橘川教授講演

kikkawatakao_05.JPG 西日本政経懇話会の9月例会が6日、小倉北区のステーションホテル小倉で開かれ、一橋大学大学院教授の橘川(きっかわ)武郎氏が講演した。要旨は以下の通り。

 北九州地区の鉄鋼産業は戦後、敗戦で疲弊した日本の復興をけん引した。北九州が、また同じ役割を担おうとしている。

 東日本大震災の後、全国の原子力発電所の多くは稼働を停止した。電力供給への不安は高くなり、製造業では生産拠点の海外移転を加速させるなど産業空洞化が深刻さを増している。電力の確保は喫緊の課題である。

 そんな中、八幡東区の東田地区での取り組みが注目を集める。同地区では行政や企業、民間が協力し、情報技術を活用して電力の安定供給や効率的なエネルギー利用を図るシステムを構築しようとしている。震災の被災地・岩手県釜石市は今、この事業を参考に復興への道を模索する。北九州の挑戦は、日本の未来の光になるかもしれない。
 
=2011/09/07 西日本新聞=

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