西日本政経懇話会

久留米 457回 「街を守る覚悟必要」丸亀町商店街・古川氏講演

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 西日本政経懇話会9月例会が12日、久留米市櫛原町のホテルであり、香川県の高松丸亀町商店街振興組合理事長の古川康造氏が「民間主導の再開発│高松丸亀町商店街に学ぶ」と題して講演した。要旨は次の通り。

 全国の中心市街地、商店街は壊滅状態にある。原因は郊外大型店の存在だけでなく、商店街に消費者が求める商品がないからだ。頑張らない商店主や地権者自身が活性化を阻害している。

 丸亀町では定期借地権を設定して土地の所有権と利用権を分離し、利用をまちづくり会社が一括でコントロールした。高齢者住宅を造って郊外に広がった居住者を中心部に取り返した。<

 需要が生まれれば、供給も成り立つ。生活者の目線で診療所や介護施設のほか、買い物や飲食ができる場所をそろえ、すべてを徒歩でできるように計画している。

 中心部が活性化すれば、行政も税収が増える。いかに関係者全員に利益がある計画を練れるかが大事だ。丸亀町では地権者全員の合意を得て進めたが、これは奇跡ではなく必然。人口減少と高齢化社会の中で、地権者や行政に街を守る覚悟があれば可能だ。

=2011/09/13 西日本新聞=

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