西日本政経懇話会

筑豊 460回「TPP交渉に戦略を」 岩井奉信 日本大法学部教授が講演

iwaitomoaki_03_t.jpg

 
 西日本政経懇話会11月例会が9日、飯塚市片島のパドドゥ・ル・コトブキであり、新しい日本をつくる国民会議(20世紀臨調)運営委員の岩井奉信・日本大法学部教授(政治学)が「民主党新政権と日本政治の課題」と題して講演した。要旨は次の通り。

 環太平洋連携協定(TPP)交渉問題は、野田佳彦首相が10日に参加意向を表明するようだ。菅直人前首相が「交渉参加を検討」としてから1年たつが、東日本大震災もあり、十分に議論されたとは言い難い。

 ただ、民主党政権には「普天間」というトラウマもある。米国はTPPを対中国の封じ込め戦略とも位置付けており、日本に不参加という選択肢はないだろう。交渉では何を守り、何を主張すべきか戦略を練らなくてはならない。同時にコメや牛肉の輸入自由化でも論議されながら20年近く先送りを続ける農業の構造改革に取り組むべきだ。

 TPPは自民党内も賛否が割れているので政局にならない。野田政権は来年秋までは安定するだろう。今後の政治がどうあるべきか、見直すチャンスでもある。

 =2011/11/10 西日本新聞=

これまでの記事一覧