西日本政経懇話会

大牟田 458回TPP「戦略持って臨め」、解散総選挙「来年がヤマ場」 岩井日大教授が講演

 

iwaitomoaki_02_o.jpg 西日本政経懇話会大牟田支部の11月例会が10日、大牟田市旭町のオームタガーデンホテルであり「新しい日本をつくる国民会議」(20世紀臨調)運営委員で、日大法学部教授の岩井奉信(ともあき)氏が「民主党新政権と日本政治の課題」と題して講演した。要旨は次の通り。

 普天間基地問題でこじれた日米関係を修復するには、日本は環太平洋連携協定(TPP)交渉に参加するしかない。ただ、この問題が政局になる可能性は低い。ここ数日の民主党内の論議は(反対派の)ガス抜きのように見える。

 TPP交渉への参加は前哨戦にすぎず、最終決戦の場は条約を批准するときだ。自由貿易や規制緩和の拡大は世界の大きな流れであり、避けて通れない。大切なことは長期的な視点から、しっかりとした戦略を持って交渉に臨むことだ。韓国は明確な戦略を持って諸外国と自由貿易協定(FTA)を進めており、日本は見習うべきだ。農業はもちろん、医療や外交のあり方を含め、国民的な議論を深めるときだ。

 野田政権は当面、安定するとみる。解散総選挙は、違憲判決が出た一昨年の衆院選の定数是正をやらない限り、できない。来年夏から秋がヤマ場になるとみている

 =2011/11/11 西日本新聞=

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