西日本政経懇話会

北九州 460回 「欧州危機は懸念材料」 渡部恒雄(東京財団政策研究事業ディレクター)

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 西日本政経懇話会の1月例会が11日、小倉北区のステーションホテル小倉であり、東京財団政策研究事業ディレクター兼上席研究員の渡部恒雄氏が「2012年世界情勢を読む」と題して講演した。要旨は次の通り。

 米国で今年は大統領選挙がある。共和党の指名選挙は始まっているが、リベラルなミット・ロムニー氏が勝つだろう。現職のオバマ大統領とロムニー氏が対決した場合、失業率が8%を切れば現職有利だが、これより増えればオバマ大統領の再選は厳しくなる。米国の経済は回復基調にある。ただ、欧州の金融危機の行方とイラン問題が日米にとって懸念材料だ。

 中国は指導者が建国第5世代の習近平氏に代わる。しばらくは内向きになり、外交上の摩擦は避けるのではないか。中国は10~15年後は日本と同じように少子高齢化に苦しむはずだ。日米関係をより緊密化し、中国の指導部と情報交換を進めれば経済的には問題がなくなるだろう。 (安部鉄也)

=2012/1/12 西日本新聞=

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