西日本政経懇話会

筑豊 464回「地域分散型経済を目指して」 金子勝・慶大教授が講演


 西日本政経懇話会3月例会が15日、飯塚市川津のグランドベルズ飯塚であり、慶応大経済学部の金子勝教授が「混迷の時代と日本経済の脱出口」と題して講演した。要旨は次の通り。

 1990年代以降は「失われた?年」と呼ばれ、特に小泉元総理の時代に国内総生産(GDP)はどんどん落ち、競争力が落ちた。100年に一度の恐慌といわれるこの時代を乗り越えるにはエネルギー転換を実現する必要がある。

 かつて筑豊が栄える源となった石炭から石油に、そして原子力へと変化してきたが、東日本大震災を機に見直す時期に来た。太陽光電池には建物の壁に塗れるものも開発されている。新たなエネルギーを作り、節電・省エネを中心とした産業のイノベーションを起こさないといけない。

 エネルギーを作り、徹底的に安全な農作物を売る。コストがかかる分は生産者自らが加工して売るというスタイルを確立して補えばいい。原子力発電所など集合型ではなく、地域分散型の経済が求められている。

=2011/03/16 西日本新聞=

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