西日本政経懇話会

福岡 473回 「デフレの原因は「人口減」」 日本総研・藻谷氏が講演

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 西日本政経懇話会の4月例会が20日、福岡市・天神の福岡国際ホールであり、日本総合研究所調査部の藻谷浩介主席研究員が「デフレの正体~不景気の理由」と題し講演した。

モノやサービスへの需要が供給を下回り、物価が下落するデフレから抜け出せない日本経済について「不景気が原因ではなく、人口減で消費者が減少したことが本当の要因だ」と強調した。

 日本政策投資銀行の特任顧問も兼務する藻谷氏は、2010年に「デフレの正体」を出版し、50万部を超えるベストセラーになった。例会では150~64歳までの生産人口が多い時代ほどモノが売れていることをデータで例示。「企業が安易に人件費を削れば、給料が減り、モノは売れなくなって物価は上がらない」と述べた。

 また「高齢化率のような比率の数字では物事の本質は分からないし、正確な対策も立てられない。実数の把握が重要だ」と話した。

=2012/04/21 西日本新聞=

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