西日本政経懇話会

大牟田 465回 「北朝鮮の改革を経済中心に」 辺真一氏が講演

pyonjinniru_2012006_oomuta.JPG 西日本政経懇話会大牟田支部の6月例会が11日、大牟田市旭町のオームタガーデンホテルであり、コリア・レポート編集長の辺真一(ピョンジンイル)氏が「どうなる金正恩体制 どうなる日朝関係」と題して講演した。要旨は次の通り。
 北朝鮮の新指導者・金正恩(キムジョンウン)氏に期待できるかを問う調査を日本で実施したところ、90%が「期待できない」と答えた。
 しかし、私はわずかながら、期待もしている。金正恩氏が日本語の読み書きができる知日派であること、北朝鮮が将来のパートナーとして描いているのは日本だからだ。北朝鮮が大国・中国と関係を深めても、従属関係になるし、韓国と組んでも吸収合併される。国境紛争のない日本は、工業発展を図る上で欠かせない技術を持ち、日本ならば、対等な関係が築けると北朝鮮は考えている。
 日朝間の最大懸案は拉致問題だが、これを中国任せにしてはいけない。なぜなら、中国は解決する気がないからだ。日朝が拉致問題で対立している間に、中国は北朝鮮の鉱山を格安の値で買うなどして利益を得ている。
 今後の課題は、北朝鮮の改革を経済中心にできるかどうかだ。カギを握るのは金正恩氏の後見人である金慶喜(キムギョンヒ)と張成沢(チャンソンテク)氏。2人は経済の責任者であり、どちらかを日本に招くことができれば、日朝関係を大きく変える転機が訪れるかもしれない。

=2012/06/12 西日本新聞=

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