西日本政経懇話会

福岡 478回 「正しく恐れる教育を」/ 金田氏、地震テーマに講演

kaneda-yosiyuki20121003.jpg 西日本政経懇話会の10月例会が3日、福岡市・天神の福岡国際ホールであり、海洋研究開発機構プロジェクトリーダーの金田義行氏が「南海トラフ巨大地震・大津波の被害軽減に向けて」と題して講演した。

「強震動、液状化、津波など阪神大震災、東日本大震災を合わせた被害が広域的に想定される。ハード対策だけでなく、正しく恐れる減災教育が重要」と指摘した。

 金田氏は内閣府の「南海トラフの巨大地震モデル検討会」の委員で、地震や津波の規模を分析した。「巨大地震は長い場合に10分間ほどの長周期の地震が続く。津波の到達時間も早く、沿岸部の石油コンビナートでは火災も発生するだろう」と述べた。

 ただ、津波の威力を軽減できる防潮堤が壊れた原因の究明や、大規模地震を予測する研究が進んでいることを紹介。「過去の震災と同じパターン、同じ規模の災害は起きない。被害を抑えるには応用の利く防災教育が欠かせない」と強調した。

=2012/10/04 西日本新聞=


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