西日本政経懇話会

久留米469回 「自信」が地域力の活力源/ 佐藤喜子光氏が講演

10.17satou-kishimitsu.JPG 西日本政経懇話会の10月例会が17日、久留米市であり、NPO法人地域力創造研究所理事長の佐藤喜子光氏が「地域力創造の道筋」と題して講演した。要旨は次の通り。

 地域力創造の活力源は「自信」。根源となるのが「地域らしさ」だ。どの地域にも地質や気候を地盤にした歴史文化がある。地域らしさをどう認識し、どうコンセンサスを作るかが大切。「らしさ」と似ても似つかぬことをしても成功しない。

 次に、よそとの違いや優位性を説明できるかどうか。これを基に「商品化」を進める。地域ブランドとして商品価値が高まれば地域が繁栄する。

 もう一歩進んだ「見せる観光」もある。東京・築地が好例。観光客が見学し、場外の食堂なども繁盛してにぎわう。工場などの一部公開も、周囲の地域貢献につながる。

 農業も同じ。収穫体験などで人を呼ぶことが、農家レストランや農家民泊のにぎわいに派生する。郊外の農園がイチゴ狩りで評判になり、そのイチゴを使ったデザートのレストランが繁盛した例がある。体験で商品価値が上がり、派生効果で地域社会も潤う。地域力はこうしたステップで磨かれるものだ。

=2012/10/18 西日本新聞=

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