西日本政経懇話会

北九州472回 「学び判断する目を」/ 慶応義塾大学教授・中島隆信氏が講演

nakajima-takanobu2013.2.5.JPG西日本政経懇話会が5日、小倉北区のホテルであり、慶応義塾大学商学部の中島隆信教授が「日本経済はどこへ行くのか」と題して講演した。要旨は以下の通り。

 現在の日本経済は、人口減や規模の縮小を前提に、その行く末を考えるべきである。

 経済成長には競争の原理が必要だと思われがちだが、これまでの競争政策には問題点もある。それは①日本で勝っても世界で負ける「ガラパゴス化」②縮小市場での実りなき競争③東京一極集中の弊害、が挙げられる。

 今後は「何を守り、何を変えるか」を明確にすべきだ。拡大する市場では競争を促し、縮小市場での不毛な競争は止める。東京に集中する企業を地方へ分散させるなど、地域間格差の是正も考えなければいけない。

 政府の成長戦略などの政策を注視すべきだ。いい政策か判断するため、私たち自身が学び賢くなる必要がある。 

=2013/02/13 西日本新聞=

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