西日本政経懇話会

久留米474回 「政権の本当の支持率は年末」/金城大学特任教授・本田雅俊氏が講演

20130306honda-masatosi.jpg 西日本政経懇話会の3月例会が6日、久留米市であり、金城大学特任教授の本田雅俊氏が「安倍政権の課題とその行方」と題して講演した。要旨は次の通り。

 2回目の登板となる安倍晋三政権は今度こそ失敗しないよう細心の注意を払っている。自民党支持が回復していない中、7月の参院選で何とか衆参のねじれを解消するため、今は非常に慎重な運転で、それが高い内閣支持率につながっている。

 支持率がいつまでも高いわけではない。参院選で国民がどういう投票行動をとるか。現段階では自公で何とか過半数に届くかどうかという状況だが、政権にとって安心できない。参院選まではとにかく経済対策と東日本大震災の復興に取り組み、選挙後に「安倍色」を発揮していくだろう。

 年末の支持率が安倍政権の本当の支持率になる。アベノミクスの効果がプラスもマイナスも出始めて、特に安全保障問題でタカ派色が強く出たときに国民がどうみるか。

 支持率が落ちたときにはサプライズで支持率を押し上げようと工夫するだろう。手詰まり状態の北方領土問題や拉致問題、東京での五輪開催などが決まれば、大きな追い風になる。また、参院選後に内閣改造をする場合、小泉進次郎衆院議員が切り札になる。

 安倍首相の体力も含めて、落とし穴はたくさんあるが、年末に支持率が50%あれば長期政権になる可能性がある。


=2013/02/07 西日本新聞=

これまでの記事一覧