西日本政経懇話会

福岡 483回 安倍政権「地方救えない」/片山元総務相が講演

katayama-yoshihiro20130315.JPG 西日本政経懇話会の3月例会が15日、福岡市・天神の福岡国際ホールであり、元総務相で慶応大学の片山善博教授が「新政権と地方自治の課題」と題して講演。
 
 安倍政権について「アベノミクスはこれからどうなるか分からない。予算は従来型の公共事業が多く、地域経済を救うことにならない」と述べた。

 片山氏は鳥取県知事を務めた経験を踏まえ、安倍政権で大幅に増えた公共事業を分析。「景気対策として打ち出されている公共事業は即効性が求められるため、すぐ着手できるものになりがち。時間がかかる地方の生活道路の改善など、地方がやりたい事業はできない」と指摘。「借金というツケがどんどん膨らむ懸念がある」と語った。

 研究テーマでもある地方分権については、「市町村の道路のどこを直すか、霞が関や政治家が介入する必要はない。こまごましたことは地方に任せればいい。そのために、地域のことはできるだけ地域に移すことが合理的だ」と訴えた。

=2013/02/16 西日本新聞=

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