西日本政経懇話会

久留米475回 「草食男子」実はレベル高い/コラムニスト・深澤真紀氏が講演

2013.4.8fukada-maki.jpg 西日本政経懇話会の4月例会が8日、久留米市であり、「草食男子」を命名したコラムニストの深澤真紀氏が「イマドキ若者論・イマドキ日本論~草食男子名付け親が語る」と題して講演した。要旨は次の通り。

 草食男子と名付けたのは「今の若者は内向きで、やる気がない」という弱々しいイメージではなく、肉を見てもがつがつせず草を食べるような精神性の高い男の人、と褒める意味だった。

 若者が物を買わないのは、見えを張って自慢するための消費をしないからで、物が売れない理由は少子化だ。恋愛しない、海外に行かないと言われるが、データをみるとそんなことはない。実は今の若者のレベルは高い。

 日本人は自虐的なところがあるので「今の若者は最低だ」と言いたがるが、若者の悪口を言うのは自分たちを否定することになる。「若者に夢がない」というが、大人がすてきだったら若者は憧れて夢ができるわけで、問題は大人にある。

 若者を育てるためには、団塊やバブル世代が自分たちをうまく使ってもらうことだ。過去の成功体験に頼らず技術や失敗を伝えて、若者を信じて頼る。それが結果として将来のためになる。

=2013/04/09 西日本新聞=

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