西日本政経懇話会

北九州475回 「失敗を糧」武将に学べ/静岡大名誉教授・小和田哲男氏が講演

20130507owada-tetsuo.jpg 西日本政経懇話会の5月例会が7日、小倉北区のステーションホテル小倉であり、静岡大学名誉教授の小和田哲男氏が「戦国武将に学ぶ経営戦略」と題し講演した。要旨は次の通り。

 豊臣秀吉は、大阪城を築城する際、過去の築城時に学んだ反省点を5項目掲げ、現場を任せた黒田官兵衛に伝えた。その一つが、石垣用の石を運ぶ人足が狭い道を往来する際ぶつかりそうになるので、片側通行を指示したことだ。失敗を繰り返さず、次に生かす。その姿勢こそが台頭していく一つの原因になった。

 織田信長は、話術にたけた秀吉を敵の寝返り工作に送り込み、落城させた。埋もれた才能を掘り起こす天才だ。「イエスマンで回りを固めたくない」という武田信玄の言葉も名言だ。こうした戦国武将のドラマから、経営に役立つことを学んでもらえればありがたい。


=2013/05/08 西日本新聞=

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