西日本政経懇話会

福岡 485回 「成長戦略描けるか」/日本総合研究所・寺島実郎氏が講演

terasima-jituro20130414.jpg 西日本政経懇話会の5月例会が14日、福岡市・天神の福岡国際ホールであり、日本総合研究所理事長の寺島実郎氏が「世界の構造転換と日本の進路」をテーマに講演。「成長する中国にどう向き合い、日本産業を奮い立たせる戦略を描けるかが重要だ」と語った。

 寺島氏は、日中間の貿易総額が日米間を上回っている現状を踏まえ、「中国への依存で日本産業が成り立つ構造に変わっている」と強調。「中国は、台湾やシンガポールなど『大中華圏』で連携し、資本や技術を取り込んで成長している」と述べ、中国に限らずに近隣諸国とも信頼関係を築く必要性を訴えた。

 安倍政権の経済政策「アベノミクス」での株価上昇についても「短期に売り抜こうとする外国人投資家が日本の株を買っている」と指摘。「ヘッジファンド決算期の6月末までに成長戦略が見えなければ、一気に株が売られることも考えられる」と話した。

=2013/05/15 西日本新聞=

これまでの記事一覧