西日本政経懇話会

北九州477回 「経済成長で財政健全化を」/高瀬淳一氏が講演

20130704takase_juniti.jpg 西日本政経懇話会の7月例会が4日、小倉北区のステーションホテル小倉であり、名古屋外国語大学・同大大学院教授の高瀬淳一氏が「参院選後の政局と日本政治の課題」と題して講演した。要旨は次の通り。

 安倍政権は長期政権になると言われている。アベノミクスでムードも盛り上がっているし、トップセールス外交も上手だ。政治信念もはっきりしており、野党の分裂や自民党の党内融和で政党政治の環境も良いと言える。

 今回の参院選からネットが使えるようになるが、すぐに影響はないだろう。ただ、長期的な影響があると思っている。団体選挙が低下する中で、将来的に無党派の人をつなぐツールになるだろう。

 参院選後には、憲法改正、財政健全化という政治課題がある。憲法改正は先になると思うが、安倍さんはやるだろう。問題は財政赤字だ。これからは、利益分配をやめる「不・利益分配」と、新しく増税などする「不利益・分配」の社会になる。経済が成長しないと、財政破綻が起こる。政治が面倒を見てくれるという発想をやめ、不利益を我慢して受けながら新しいものを開拓するしかない。


=2013/07/05 西日本新聞=

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