西日本政経懇話会

大牟田 478回 人が輝く「舞台」づくりを/横石知二氏が講演

20130906yokoishi-tomoji.jpg 西日本政経懇話会大牟田支部の9月例会が6日、大牟田市のホテルであり、徳島県上勝町の農産物販売会社「いろどり」社長の横石知二氏(54)が「夢の種を蒔(ま)く!葉っぱビジネスの奇跡」と題して講演した。要旨は次の通り。

 上勝町は人口2千人、高齢化率が50%に迫る山奥の過疎地ですが、今、この町には、地域貢献を志す若者たちが年間に300人以上訪れ、活況を呈しています。

 演題の「葉っぱビジネス」とは、日本料理を美しく彩る葉や花、山菜を売る仕事です。1980年代後半、全国の料亭を回りながら「日本料理は目で食べる」と店の人から聞き、「これだ」と思いました。

 季節感あふれる野草が豊富な上勝の山々はまさに商品の宝庫。コンビニの販売システムを参考に高齢者専用のパソコンも開発、商品のブランド化を図りました。ビジネスを担う農家は約350人、平均年齢は歳。当社が高級料亭に納めている商品は320種を数え、年間売上高は2億6千万円に達しています。

 地域の衰退が叫ばれていますが、お年寄りの豊富な知識と経験が若い人に伝わらなくなったことがその一因ではないでしょうか。高齢者が多いことは決してマイナスではない。大切なのは、人や地域が輝く舞台づくりを進めていくことだと思います。


=2013/09/07 西日本新聞=

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